Google Workspaceを「導入しただけ」で終わらせず、今ある仕事に合わせて使い方を整えます。
Gmail、Googleドライブ、Googleスプレッドシート、Googleフォーム、Google Sites、Gemini Notebook、Workspace Studio、AppSheet、Google Apps Script(GAS)。選択肢は増えましたが、すべてを使う必要はありません。
KOTOKUMUでは、最初に「何を自動化するか」ではなく、今どこで時間がかかり、どこで人が判断しているかを整理します。
使う道具は、仕事に合わせて選びます
Googleスプレッドシート
複数人で同じデータを見たり、フォームの回答をためたり、簡単な集計を共有したりする用途に向きます。まずスプレッドシートだけで十分な場合もあります。
Google Apps Script(GAS)
Apps ScriptはGoogle Workspaceと連携するクラウドベースのJavaScript環境です。Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブなどのサービスと連携でき、スプレッドシートのカスタム関数、フォーム回答後の処理、時間主導の処理などを組み立てられます。
決まったルールで繰り返す処理があり、標準機能だけでは足りない場合に候補になります。
Google Workspace Studio
Workspace Studioは、日常業務のフローをAIを使って組み立てるGoogle Workspaceの自動化機能です。Googleは、Gmail、Chat、Driveなどからフローを管理でき、自然言語で自動化したい内容を説明して構築できると案内しています。
「コードを書かずに始めたい」「メールや会議、Chat、Driveをまたぐ仕事を小さく自動化したい」ときの選択肢です。
Gemini Notebook(旧NotebookLM)
NotebookLMは2026年7月16日にGemini Notebookへ名称変更されました。資料をソースとして追加し、その内容をもとに質問、整理、要約、各種出力を行うリサーチ・ナレッジ活用向けのサービスです。
社内マニュアル、手順書、FAQ、会議資料など、読む資料が決まっている仕事との相性を確認します。
Google Sites
GoogleはGoogle Sitesを、社内チームサイトやプロジェクトサイトを作る用途にも案内しています。カレンダー、ドキュメント、スプレッドシート、フォームなどをまとめ、情報の入口を一つにしたい場合に検討できます。
AppSheet
AppSheetはノーコードで業務アプリを作れるプラットフォームです。スプレッドシートをデータ元にしたアプリ化や、Automationによる業務プロセスの自動化が可能です。入力画面やステータス管理が必要になったときに候補になります。
KOTOKUMUが先に確認すること
- 今の入力は何か
- どの操作を繰り返しているか
- 人が判断する場所はどこか
- 誰が使うか
- 間違えたときに戻せるか
- 個人情報・社内情報を扱うか
- Excelを残した方がよい部分はあるか
「Google Workspaceを使うこと」自体を目的にはしません。
小さく始める例
たとえば、問い合わせ受付を改善する場合でも、最初から大きなシステムを作る必要はありません。
- 入力:Googleフォームで受付
- 記録:スプレッドシートへ保存
- 整理:必要な列と担当状態をそろえる
- 通知:GASまたはWorkspace Studioで担当者へ通知
- ナレッジ:よくある回答や手順をGemini Notebookで整理
- 入口:Google Sitesに手順やリンクをまとめる
一つの製品ですべてを置き換えるのではなく、役割を分けます。
関連する読みもの
- GASでできる業務自動化とは?
- Gemini Notebook(旧NotebookLM)を仕事でどう使う?
- Google Workspace Studioとは?
- Google Sitesで社内ポータルを作る前に
- Google Workspaceの自動化は何を使う?
- 専用ツール・定型業務の自動化
- Excel・CSV業務改善
確認した一次情報
- Google Apps Script overview(Google公式、確認日 2026-09-15)
- NotebookLM is now Gemini Notebook(Google公式、確認日 2026-09-15)
- Gemini Notebook(旧NotebookLM)(Google公式、確認日 2026-09-15)
- Google Workspace Studio(Google公式、確認日 2026-09-15)
- チームサイト、プロジェクト サイトを作成する(Google公式、確認日 2026-09-15)
- AppSheet の使用を開始する(Google公式、確認日 2026-09-15)
KOTOKUMUの視点
便利な機能を増やすより、担当者が迷わず使え、確認すべき場所が分かることを優先します。Google Workspaceだけで足りない場合は、Excelや小規模な専用ツールを残す選択肢も含めて考えます。
初回は実データや社内資料を送らず、作業内容、入力、出力、例外の概要から相談内容を整理できます。